演題

OP-019-3

降下性縦隔炎に対する外科治療と予後因子の検討

[演者] 日暮 亮太:1
[著者] 村松 高:1, 四万村 三惠:1, 木下 潤一:1, 竹下 伸二:1, 田中 洋子:1, 諸岡 宏明:1, 塩野 元美:1
1:日本大学心臓血管・呼吸器・総合外科

[背景]降下性縦隔炎は頭頸部領域の化膿性炎症が、縦隔内へ波及する疾患で、その致死率は高い。今回我々は、当科において経験した降下性縦隔炎について検討した。[対象]平成11年1月から平成26年8月までに当科で本症と診断され、治療された12例を対象とした。[結果]男性9例、女性3例。年齢は38〜76歳(平均58.6歳)。全ての症例で咽頭痛と頸部腫脹を認め、8例で呼吸困難を認めた。感染源は、4例が歯周炎、8例が咽頭炎。基礎疾患は糖尿病が2例。全ての症例で頚部ドレナージ及び縦隔ドレナージを施行した。術後合併症は、DICが3例、腎機能障害が3例、肝機能障害が9例、ARDSが1例。起因菌はレンサ球菌群10例、嫌気性菌1例。死亡例は2例(16%)で、術後DICによる多臓器不全で死亡した。[考察]本研究における死亡率は16%であった。術後DICとなった3例のうち2例が死亡した。術前A-aDO2の検討で、術後DIC移行例において高値を示す傾向があり、予後の反映が示唆された
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版