演題

OP-018-8

当科における急性腹部大動脈閉塞症例に対する検討

[演者] 古根川 靖:1
[著者] 齋藤 雄平:1, 片山 秀幸:1, 原田 寿夫:1, 添田 健:1, 濱田 孝光:2, 橋本 圭史:2
1:松江赤十字病院心臓血管外科, 2:松江赤十字病院集中治療科

急性腹部大動脈閉塞は稀だが高い死亡率で知られ、その一因として広範な虚血部位による再灌流傷害が考えられる。1990-2014年に経験した9例の血行再建までの時間、血液所見、再建法を検討した。3例は5時間以内に血行再建され(S群)全て生存した。6例は血行再建までの時間が長く16-128時間だった(L群)。L群中4例はCK値(creatine kinase)、カリウム値異常を認め、血栓除去を行った2例は術後に急激なacidosis進行を認め死亡した。一方、腋窩−両側大腿動脈バイパスにmodified Controlled Limb Reperfusion(modified CLR)法を併用した2例は生存した。L群残り2例の血液所見異常は軽微で血栓除去で生存した。急性腹部大動脈閉塞の治療には血行再建までの時間が重要で再灌流傷害の危険群に対してはmodified CLR法は有用な一手段と考えられた
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