演題

OP-018-5

腹部大動脈瘤破裂に対する緊急手術と周術期腎機能についての検討~開腹手術かステントグラフトか~

[演者] 川谷 洋平:1
[著者] 林 祐次郎:1, 伊藤 雄二郎:1, 黒部 裕嗣:1, 中村 喜次:1, 須田 優司:1, 堀 隆樹:1
1:千葉西総合病院心臓血管外科

腹部大動脈瘤破裂に対する緊急手術において、術後急性期の腎機能について開腹による修復術とステントグラフト内挿術(EVAR)を比較検討した。2013年1月1日から2014年8月31日までに当院で施行した腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤破裂に対する緊急手術症例を対象とした。血液検査は術前、術直後、術後1日目から7日目の血清クレアチニン値(Cre)、血清尿素窒素値(BUN)を用いた。 総数22例(79±9歳, 男性18人)。開腹による修復術(O群) 10例、EVAR(E群) 12例であった。術中輸血量は赤血球濃厚液(O:E= 17±3:7±6単位, p=0.03)、新鮮凍結血漿(O:E= 31±19:4±3単位, p<0.001)ではO群で有意に多かった。術後急性腎不全をO群に2例みとめ、E群には認めなかった。Cre, BUNともにO群が高値となる傾向であった。術後2、3日目のeGFRは有意差をもってE群が高値であった。 EVARは周術期腎機能が維持される可能性が示唆された。
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