演題

OP-018-4

胸腹部大動脈瘤手術時における術中motor evoked potentialの有用性

[演者] 松枝 崇:1
[著者] 後竹 康子:1, 山里 隆浩:1, 井澤 直人:1, 山中 勝弘:1, 宮原 俊介:1, 野村 佳克:1, 坂本 敏仁:1, 森本 直人:1, 松森 正術:1, 大北 裕:1
1:神戸大学心臓血管外科

【目的】胸腹部大動脈手術中の脊髄虚血の評価にmotor evoked potential(MEP)を使用し、虚血に対する迅速な対応を行っているがその有用性について検討する。【対象】1999~2014年7月までに胸腹部下行大動脈瘤手術でMEPを施行した241例。胸腹部大動脈瘤161例、下行大動脈瘤80例。【結果】paraplegia:13例(5.4%)、paraparesis:11例(4.6%)。術中にMEPの低下・消失が見られたのは88例(36.5%)。高度低体温とした31例でMEPは消失。復温後も回復しなかった2例で脊髄障害が見られた。肋間虚血55例、血行動態の悪化11例、不明5例。肋間動脈再灌流後も回復が見られなかった13/55例(23.6 %)のうち11例で脊髄障害。また血行動態の悪化によりMEPが回復しなかった6/11例(54.5%)のうち4例で脊髄障害を認め、2例は早期死亡で脊髄機能評価が困難。【結語】MEPにて術中に脊髄虚血のタイミング・原因を明確にし迅速に対応することは、脊髄虚血リスクの軽減につながると考える。
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