演題

OP-018-3

IgG4関連血管病変における血清interleukin-6上昇の意義

[演者] 笠島 史成:1
[著者] 松本 康:1, 川上 健吾:1, 遠藤 將光:1, 笠島 里美:2, 川島 篤弘:2
1:国立病院金沢医療センター心臓血管外科, 2:国立病院金沢医療センター臨床検査科・病理診断科

【目的】IgG4関連疾患(IgG4-RD)とは、組織のIgG4陽性形質細胞浸潤、線維増生、血清IgG4高値を特徴とする疾患群である。炎症性腹部大動脈瘤(IAAA)や大動脈周囲炎等の血管病変の一部もIgG4-RDに含まれることを報告してきた。今回IgG4関連血管病変の特徴を明確にするため、血管病変以外のIgG4-RDと比較検討した。【方法】IgG4関連血管病変29例、血管と接しないIgG4関連後腹膜線維症9例、他臓器のIgG4-RD 10例を対象とし、血清γグロブリン、各種サイトカイン等を測定、また免疫組織染色も行った。【結果】IgG4関連血管病変において血清IgE、interferon-γ、IL-6、IL-13の上昇が認められた。特にIL-6は、他臓器、後腹膜線維症と比べても有意に高値で、免疫組織染色でも陽性であった。【結語】IgG4関連血管病変では、他臓器のIgG4-RDに比べ炎症反応が強いことが特徴とされているが、これにはIL-6に関連した血管炎が関与している可能性がある。
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