演題

OP-017-4

末梢吻合部位の深さからみた遠位弓部大動脈瘤に対するstaged repair選択基準の検討

[演者] 佐藤 公治:1
[著者] 若狭 哲:1, 浅井 英嗣:1, 太安 孝允:1, 関 達也:1, 内藤 祐嗣:1, 新宮 康栄:1, 大岡 智学:1, 加藤 裕貴:1, 橘 剛:1, 松居 喜郎:1
1:北海道大学循環器・呼吸器外科

【目的】遠位弓部瘤に対する正中切開弓部置換術(TAR)の際,末梢側吻合部の深さに応じてone-stage repair(OR)かstaged repair(SR)かが選択されるが,定まった指標はない.【方法】2009から2014年に遠位弓部瘤に対しTARを施行した39症例を対象とした.CT矢状断で大動脈弓を円に見立て、大動脈基部から瘤遠位端(術後は吻合部)までの角度をθとし,術式選択の指標となり得るか検討した.【結果】OR群(n=26)とSR群(n=13)で術前θは各々112±24度(61~158度),192±20度(160~237度)(P<0.001)でθ>160度の症例でSRが選択されていた.一方術後θ(実際の末梢側吻合ラインまでの角度)は各々105±25度(57~157度),62±33度(10~140度)(P<0.001)であり,θと循環停止時間との間に有意な正の相関が認められた(r2=0.27, P=0.001).【結語】θを測定することで手術リスクを予測でき、ORかSRかの選択の指標になり得ると考えられた.
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