演題

OP-017-2

重症大動脈弁閉鎖不全症に対する自己弁温存大動脈基部置換術

[演者] 宮原 俊介:1
[著者] 松枝 崇:1, 井澤 直人:1, 山中 勝弘:1, 坂本 敏仁:1, 野村 佳克:1, 森本 直人:1, 井上 武:1, 松森 正術:1, 岡田 健次:1, 大北 裕:1
1:神戸大学心臓血管外科

2013年12月までの自己弁温存基部置換術183例を対象とした。重症AR:S群(48.1%)と、中等度以下AR:C群(51.9%)とで比較検討した。術前の弁尖逸脱(p<0.0001)及び先天性二尖弁 (p<0.0001)はS群に多く、マルファン症候群はS群で少かった(p=0.0003)。術前のLVEFはS群で低く(p= 0.0001)、左室拡張末期径はS群で大きかった(p<0.0001)。Aorto-ventricular junctionの径はS群で大きかった( p=0.0086)。【結果】大動脈弁形成の同時施行はS群に多かった(p<0.0001)。5年生存率は96.7±1.5 % であった。(S群:97.6±1.6% 対C群:95.3±2.3%, p=0.43)。両群の5年再手術回避率 (p=0.36)中等度以上のAR回避率(p=0.27)は差がなく、5年心事故(再手術及び中等度AR回避率、心不全)及び全死亡回避率は両群で差を認めなかった(S群:73.2±6.6% 及び85.2±4.0%, p=0.17)。【結語】重症AR症例に対する自己弁温存基部置換術は良好であった。
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