演題

OP-016-7

心筋虚血再灌流後に生じる急性肺障害とNOxラジカルの影響

[演者] 山本 正樹:1
[著者] 宮崎 涼平:1, 西森 秀明:1, 近藤 庸夫:1, 田代 未和:1, 福冨 敬:1, 半田 武巳:1, 山口 登喜夫:2, 渡橋 和政:1
1:高知大学外科二, 2:東京医科歯科大学難治疾患研究所

【背景】心筋虚血再灌流(MIR)後の亜急性期に再増加する酸化ストレス(OS)は、窒素ラジカル(NOR)の関与する全身性炎症性反応症候群(SIRS)の類似病態の可能性がある。【目的】MIR後のOSとNORの経時的測定を行う。臓器(心、肺、肝、腎)におけるOS、NORの局在を、全身性OS動態と比較する。【方法】ラットモデルを作成し、MIR群、SIRS群(LPS投与)、Sham群、NOR抑制を行ったNO-MIR群、NO-SIRS群とし、尿中酸化ビリルビンとNO2/3を経時的測定した。心、肺、肝、腎の組織切片から酸化ビリルビンとNOR発現を調べた。【結果】MIR群と、SIRS群での酸化ビリルビンとNO2/3は24時間後に上昇し、NO-MIR群とNO-SIRS群の二群では酸化ビリルビンとNO2/3は減少した。MIR、SIRS群の肺胞隔壁のED1陽性細胞に酸化ビリルビンを認め、NO-MIR群とNO-SIRS群で減少した。【結語】心筋虚血再灌流での遅発性酸化ストレスにはNOラジカルが関与し、肺障害を来すSIRS様の病態を認めた。
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