演題

OP-016-4

冠動脈バイパス術が機能性僧帽弁閉鎖不全症に及ぼす影響 −冠動脈バイパス術で改善する機能性僧帽弁閉鎖不全症とは−

[演者] 吉田 昇平:1
[著者] 戸田 宏一:1, 仲村 輝也:1, 宮川 繁:1, 吉川 泰司:1, 福嶌 五月:1, 吉岡 大輔:1, 齊藤 哲也:1, 上野 高義:1, 倉谷 徹:1, 澤 芳樹:1
1:大阪大学心臓血管外科

【方法】当院で2002年~2013年に施行したmild以上のMRを伴う単独CABG82例を対象として、手術がFMRに与える影響を検討した。【結果】平均観察期間は3.6±3.2年。心関連死亡回避率は5年93.4%、心事故回避率は5年73.5%であった。遠隔期に心機能評価が行われた31例において、16例ではMRの改善、3例では増悪を認めた。MR改善の予測因子は多変量解析では有意なものを認めなかったが、若年者、術前tetheringの強い症例、前壁中隔のみに壁運動異常を認めた症例ではMRの改善を認めやすい傾向があった。MRの改善を認める症例では左室収縮期径の縮小やEFの改善も認める症例が多かった。【結語】本研究では約半数でMRの改善を認めた。FMR改善には手術時年齢、tetheringの程度、左室前壁運動異常などが関係している可能性が示唆された。FMRの改善する症例ではCABGによるreverse remodelingを認めており、FMRの治療介入には術前のviabilityの評価が重要と考えられた。
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