演題

OP-016-3

冠動脈バイパス術後における輸血回避の試み

[演者] 川口 鎮:1
[著者] 寺本 慎男:1, 竹村 元太:1
1:愛知県厚生連豊田厚生病院

【背景】輸血後感染に加え献血ドナーが減少する現況において、心臓血管外科手術においても輸血を減らすことが重要である。【対象と方法】初回単独冠動脈バイパス術(CABG)575例(前期2002年4月より2007年4月261例vs後期2014年7月まで314例)が行われた。前期は輸血の閾値を8g/dL、後期は完全血行再建が行われている場合に7g/dLとした。術後合併症、生命曲線を検討し、妥当性を検討した。【結果】CKD、糖尿病、COPD、脳血管障害の既往、末梢血管障害などの術前因子および体外循環使用率に有意差はなかった。輸血頻度は70vs36%と有意に減少した。手術死亡は0.4vs0.3%、再開胸4vs1%、感染(縦隔炎)10(1)vs9(0)%、脳梗塞1.1vs1.3%、長期送管18vs6%、腎機能障害5vs4%、心房細動などのその他の合併症38vs24%と有意差はなく、生命予後をも5年87vs90%、7年83vs89%と有意差を認めなかった。【考察】CABG術後においても、安全に輸血の閾値を下げ、輸血率を減少できる。
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