演題

OP-016-2

周術期脳梗塞をいかに予防するか〜冠動脈バイパス術1,200例からの検討〜

[演者] 瀬在 明:1
[著者] 中田 金一:1, 大幸 俊司:1, 石井 雄介:1, 八百板 寛子:1, 有本 宗仁:1, 畑 博明:1, 塩野 元美:1
1:日本大学外科学系心臓血管呼吸総合外科

冠動脈バイパス術後脳梗塞は重篤な合併症で、未だ解決できない問題である。本研究では当施設でのon pump CABGの脳梗塞発生とその要因、予防法について検討した.患者と方法:単独CABG 1,200例を対象とし、術前、術中、術後因子と脳梗塞発症について検討した。結果:周術期に脳梗塞を発症した症例は16例(1.3%)で、院内死亡を1例に認めた。術後心房細動を22%に認めた。術後2日以内に脳梗塞を発症した例は9例、それ以降に発症した例は7例で、術後心房細動を13例に認めた。高血圧88%、CKD63%、脳梗塞の既往38%、頚動脈狭窄50%と高率であった。脳梗塞発生の危険因子は70歳以上、大動脈遮断時間>90分、CKD、β遮断薬非使用であった。考察: on pump CABGは脳梗塞の発生が高いといわれているが、当施設では低率であった。術後心房細動発生例に脳梗塞が多く、周術期のβブロッカー、carperitide、抗凝固療法と適切な体外循環法により周術期脳梗塞を予防しうると考えられた。
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