演題

OP-016-1

末梢動脈疾患(PAD)を有する患者に対するCABGの遠隔成績とリスク解析

[演者] 仲村 輝也:1
[著者] 戸田 宏一:1, 倉谷 徹:2, 上野 高義:3, 宮川 繁:1, 吉川 泰司:1, 福嶌 五月:1, 吉岡 大輔:1, 齋藤 哲也:1, 澤 芳樹:1
1:大阪大学心臓血管外科, 2:大阪大学低侵襲循環器医療学, 3:大阪大学先進心血管治療

【目的】PAD合併患者に対するCABGの遠隔成績やリスク因子については不明な点が多い。【方法】単独CABG 604例のうち、PAD合併100例(P群) の術前背景および術後成績を非PAD (N群) 504例と比較した。【成績】P群はN群に比べて高齢であり、高血圧、COPD、腎機能低下や透析の合併が多かった。また周術期にはP群はN群に比べて挿管時間およびICU時間延長、輸血や出血再開胸の頻度が有意に大きく、手術死亡も多い傾向があった (3% vs. 0.6%)。5年生存率はP群77% vs. N群92% (p<0.001)とP群で不良であった。P群における遠隔死の関連因子をCox比例ハザード法により検討したところ、Fontaine IIa以上(p<0.001)およびCCS III以上(p=0.03)が有意な関連因子であった。【結論】PAD合併例は術前併存症が多くまた術後合併症、遠隔死が多かった。狭心症状や下肢虚血症状のない無症候性PADに対する冠動脈疾患への早期介入が遠隔成績を向上させる可能性がある。
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