演題

OP-015-1

重症虚血肢患者における鼠径靭帯以下バイパス後潰瘍・壊疽治癒因子の検討

[演者] 児玉 章朗:1
[著者] 田畑 光紀:1, 徳永 晴策:1, 小山 明男:1, 前川 卓史:1, 坂野 比呂志:1, 成田 裕司:1, 山本 清人:1, 古森 公浩:1
1:名古屋大学血管外科

【背景】虚血性潰瘍・壊疽を有する患者においてバイパス術後も治癒不全となる症例も経験する.そこでバイパス術後の局所治癒に関わる因子について検討した.【方法】過去7年6ヶ月間に初回鼠径靭帯以下バイパス術を施行したFontaine IV症例66肢を検討した.【結果】男性47肢,平均年齢69歳,Rutherford分類5群50肢,糖尿病52例,透析31例,虚血性心疾患41例であった.グラフトは自家静脈60肢で末梢吻合部は膝窩動脈18肢,後脛骨動脈10肢,前脛骨動脈9肢,足背動脈17肢,その他12肢であった.術死は1例であった.術後創治癒を得たのは52肢であった.なお治癒を得られていない患者のうち7例が死亡(うち大切断後死亡4例)していた.局所治癒に関してRutherford分類,透析,BMI<18.5が独立した危険因子となった.【結論】Fontaine IV度患者において79%に創治癒が得られたが血行再建後も治癒を得られにくい患者の層別化が必要と考えられた.
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