演題

OP-014-8

ミニブタ腸骨動脈における生体吸収性ステントと金属ステントの比較検討

[演者] 尾原 秀明:1
[著者] 松原 健太郎:1, 関本 康人:2, 下河原 達也:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学外科, 2:東京歯科大学市川総合病院外科

【背景】末梢動脈疾患に対して現在使用可能なステントはすべて金属製で、血管内留置後は体内に恒久的に残存する。今回われわれはポリ乳酸素材の生体吸収性末梢血管用ステント(Bioresorbable scaffold: BRS)と金属ステント(Bare metal stent: BMS)とを大動物を用いて比較検討した。【方法】雄ミニブタ右腸骨動脈にBRSを、対側腸骨動脈にコントロールとしてBMSを留置し(n = 5)、6週間後にステント留置血管を摘出した。ステント留置前後とステント留置6週間後に血管撮影検査および血管内超音波検査を施行し、ステント留置血管の病理組織学的検討も行った。【結果】BRS, BMSともに血栓性閉塞などの有害事象は認めなかった。内腔面積はBRS群で有意に小さかった。狭窄率および血管壁リモデリングに関しては2群間で有意差を認めなかったが、中膜面積はBRS群で有意に拡大していた。【考察】今回使用したBRSの短期的な成績や安全性は許容されるものであった。
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