演題

OP-014-7

静脈グラフトに対するビルダグリプチンの効果

[演者] 小山 明男:1
[著者] 徳永 晴策:1, 田畑 光紀:1, 前川 卓史:1, 児玉 章朗:1, 坂野 比呂志:1, 成田 裕司:1, 山本 清人:1, 伊藤 猛雄:2, 古森 公浩:1
1:名古屋大学血管外科, 2:名古屋市立大学薬理学

目的:静脈グラフトに対する内膜肥厚抑制効果は明らかにされていない。今回静脈グラフト内膜肥厚に対するDPP-4阻害薬ビルダグリプチン(Vilda)の効果を検討した。方法:ウサギはVilda投与群(V群)と非投与群(C群)の2群に分け,Vildaは飲水投与で手術1週間前からグラフト採取まで投与した。外頸静脈を総頸動脈に端々吻合した。術後2週間目のグラフト標本でアポトーシス(TUNEL染色)と細胞増殖(Ki-67染色)を、術後4週間目の内膜肥厚・内皮依存性弛緩反応を検討した。結果:術後2週間目の標本では,内膜の増殖細胞の減少とアポトーシスの亢進が認められた。さらに,術後4週間目の標本では内膜肥厚が減少するとともに,アセチルコリンによる内皮依存性弛緩反応が増大した。まとめ:Vildaはウサギ自家静脈グラフトの内膜肥厚を抑制した。その機序として,内皮細胞でのNO産生増加による内膜の細胞増殖抑制・アポトーシス亢進が関与している可能性が示唆された。
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