演題

OP-014-6

造影超音波検査による下肢リンパ管描出の試み

[演者] 松原 忍:1
[著者] 前川 二郎:1, 笹木 優賢:2, 丸山 祐佳里:3
1:横浜市立大学形成外科, 2:名古屋大学医療技術部臨床検査部門, 3:KKR東海病院検査科

慢性下肢リンパ浮腫の診断としてリンパシンチグラフィが世界標準だが、検査可能な施設には制限がある。超音波検査によるリンパ管描出を試みた。(対象と方法) 対象は健常ボランティアの10肢。全例女性で平均年齢は42.5歳。ICG蛍光リンパ管造影法を用いて対象肢のリンパ管の走行を確認後、超音波造影剤(Sonazoid)を足背趾根部に皮下注射し、下肢全長を観察した。(結果) 超音波造影剤0.8mlの注入により全例で、ICG蛍光リンパ管造影法にて確認された走行に一致するリンパ管の描出が可能だった。大伏在静脈に伴走する像や鼠径部でリンパ節へ流入するリンパ管像などが観察された。注入部位の用手マッサージによる近位側でのリンパ管描出の増強も認めた。健常肢では筋膜より深層へ達するリンパ管は観察されなかった。(まとめ) 造影超音波検査により下肢リンパ管を観察することが可能であり、造影剤の輝度変化も認め、リンパ動態の解明に有用と思われた。
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