演題

OP-014-3

アスピリンやワーファリンを休薬せずに行った下肢静脈瘤手術の検討

[演者] 宇藤 純一:1
[著者] 塚本 芳春:2, 信岡 博済:2
1:熊本血管外科クリニック, 2:菊池中央病院外科

周術期の出血予防という観点からは抗血栓薬の中止が望ましいが、血栓予防の観点からは継続が望ましくジレンマが存在する。【方法】対象は下肢静脈瘤に対する日帰り手術2815例のうち抗血栓薬を継続して施術した連続209例。麻酔はTLAと静脈麻酔を併用。術式は伏在静脈抜去術もしくは血管内レーザー治療。【結果】209例中、抗血小板剤服用は160例(アスピリン139例、プラビックス14例、プレタール4例、パナルジン3例)、抗凝固剤服用は102例(ワーファリン96例、イグザレルト4例、プラザキサ2例)、両者併用は53例。術後皮下出血が8例に認められ弾性包帯による数日間の圧迫で全例軽快した。血栓症の発症はなかった。抗血栓薬を内服していない患者群での出血性合併症は2606例中27例(1.0%)であった。【結語】重篤な出血性合併症を生じることはなかったが皮下出血が約4%の患者に認められ圧迫処置を要した。
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