演題

OP-013-2

下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術後のendovenous heat-induced thrombosis (EHIT)の検討

[演者] 清水 剛:1
1:長野松代総合病院心臓血管外科

血管内レーザー焼灼術(EVLA)後のEHITの当院での発生率および発生に関与する要因について検討を行った。大伏在静脈に対して行われたEVLA(波長980nm)110例、118肢を対象とした。術後1日、1週間後、1か月後、3ヵ月後、6か月後、12ヵ月にエコーを行いEHITの有無、伏在静脈の閉塞状態を観察した。深部静脈血栓症は無く、EHITは術後1日では0度:94肢、1度:23肢、2度:1肢、3度:0肢、術後1週間では0度:78肢、1度:30肢、2度:9肢、3度:1肢と術後1週間がより高率(p<0.01)であった。経過中、EHIT2度以上は10例、10肢(8.5%)に認められ、全例1か月以内に1度以下に改善した。この10例の年齢、性別、SFJからファイバー尖端までの距離、SFJ径、焼灼出力、LEEDは、EHIT<2の108肢と比較して有意差は無かった。伏在静脈の閉塞率は100%であった。EVLA後のEHITの発症の予測は困難であり、注意深い経過観察が必要である。術直後のみならず、1週間後の観察が重要と考えられた。
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