演題

OP-013-1

大伏在静脈弁不全に対する血管内レーザー焼灼術:大伏在静脈起始部における遺残分枝に関する前向き研究

[演者] 佐久田 斉:1
[著者] 宮川 弘之:2, 松本 倫:3, 篠田 知太朗:3
1:総合東京病院血管外科, 2:総合東京病院心臓血管外科, 3:総合東京病院外科

下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術(EVLA)術後の大伏在静脈(GSV)起始部の遺残分枝を前向きに検討した。対象はGSVに対するEVLA148例191肢。男52例、女96例、平均年齢67才。臨床分類はCEAP class 2(130肢)、3(23肢)、4(35肢)、5(1肢)、6(2肢)。EVLAはELVeSレーザー(波長980nm)を使用し、照射出力10W、LEED(J/cm)は48-134(平均78±14)、焼灼開始時のSFJからレーザー先端までの距離は1.6(±0.2)cm。GSVの平均治療長34.3(±9.0)cm。術後1週目、1ヶ月目にエコー検査を実施し、EHITの有無、GSV起始部の開存部分(stump)、遺残分枝の数と逆流の有無を観察した。結果;15肢(7.8%)にEHITを認めた(class3 1肢を含む)。GSV stump長は0.90±0.54cm(範囲0−3.0cm)、遺残分枝を171肢(90%、平均1.7本)、うち尾側方向の分枝を109肢(57%、平均0.6本)に認めた。EVLAは低侵襲治療であるが、高頻度に遺残する大伏在静脈分枝からの遠隔期再発の可能性を念頭におく必要がある。
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