演題

OP-012-6

噴門側胃切除術後に二重空腸嚢間置術を施行した38例の検討

[演者] 野口 琢矢:1
[著者] 久保 宣博:1, 柴田 浩平:1, 河島 毅之:1, 藤富 豊:1, 野口 剛:2
1:大分県厚生連鶴見病院外科, 2:大分大学地域医療学センター外科

【背景】噴門側胃切除術後には,噴門機能廃絶に伴う逆流性食道炎が懸念される.その防止を目的として,当院では二重空腸嚢間置術を施行している.【再建方法】①単空腸と二重空腸嚢を有した再建を行う.まず単空腸の蠕動運動により逆流を防止し,さらに単空腸と二重空腸嚢の移行部に形成される隔壁,弁様構造により,上昇した胃内圧を緩衝するとともに逆流を防止する.②二重空腸嚢・残胃の吻合を端々吻合することで食物貯留能を維持し食物停滞を少なくする.【対象】38例(早期胃癌29例,進行胃癌3例,GIST 4例,バレット食道癌1例,難治性胃潰瘍1例)に対し本法を施行した.【結果】平均手術時間は209分であった.5例に逆流症状が見られたが,逆流性食道炎は1例も認められなかった.全例で7割以上の食事摂取が可能であり,高い満足度が得られた.【結語】逆流性食道炎は1例もなく,良好なQOLが得られていると考えられた.
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