演題

OP-012-2

腹腔鏡下噴門側胃切除におけるDouble Tract再建の短・中期成績

[演者] 大槻 将:1
[著者] 小嶋 一幸:1, 冨田 知春:1, 小林 建太:1, 樋口 京子:1, 谷中 俶充:1, 佐藤 雄哉:1, 藤森 喜毅:1, 井ノ口 幹人:1
1:東京医科歯科大学胃外科

胃癌治療ガイドラインで噴門側胃切除(LPG)は胃上部に発生した早期胃癌に対する縮小手術という位置づけである。しかし、来るべき高齢化社会においては体上部の進行癌に対する縮小手術としてのLPGは汎用性の高い術式となり得る。そのために、LPGにおいては術後中・長期のQOLの維持も重要とる。LPG後のQOLに大きく関わるのは逆流性食道炎と吻合部狭窄であり、この対策として当科では2013年3月よりDouble Tract再建(DTR)を導入し、20例(抄録時点)に対して施行した。短期成績においては満足すべき良好な成績であった。さらに中期成績においても自覚症状としての逆流性食道炎は、高度に食道に浸潤していた1例のみであった。ただし、残胃容量が1/2以下となった1例で残胃空腸吻合に内視鏡が通過しない狭窄を認めた。LPGにおいてDTRは残胃が1/2以上残り、食道浸潤のない症例に行えば良好なQOLを得られる再建方法と考えられる。
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