演題

OP-009-6

胃粘液癌の治療成績と臨床病理学的検討

[演者] 豊川 貴弘:1
[著者] 六車 一哉:1, 田中 浩明:1, 渋谷 雅常:1, 山添 定明:1, 櫻井 克宜:1, 永原 央:1, 木村 健二郎:1, 天野 良亮:1, 久保 尚士:1, 大谷 博:1, 前田 清:1, 澤田 鉄二:1, 大平 雅一:1, 平川 弘聖:1
1:大阪市立大学腫瘍外科

【はじめに】胃粘液癌は胃癌の2-5%を占める比較的まれな組織型で,その臨床病理学的特徴や予後については明らかにされていない.【対象と方法】1997年1月から2011年12月までに,当科において胃切除術が施行された1516例を対象とし,胃粘液癌(M群)と粘液癌以外(NM群)に分け,患者背景および予後について比較検討した.【結果】胃粘液癌は36例(2.4%)に認めた.壁深達度ではT1症例はM群6例(16.7%),NM群761例(51.1%)で,有意差を認めた(p<0.001).StageはI:II:III:IV=(M群)11:12:7:6,(NM群)817:239:258:176で,M群で有意にStageが進行していた(p=0.012).5年生存率はM群60.9%,NM群71.5%で有意差はなく(p=0.256),R0切除例においてもM群72.8%,NM群79.4%で有意差はなかった(p=0.370).【結語】胃粘液癌は進行している状態で診断されることが多いが,組織学的に悪性度が高いとは言えないと考えられた.
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