演題

OP-007-6

腹膜播種・腹腔洗浄細胞診陽性胃癌に対する集学的治療の検討

[演者] 里村 仁志:1
[著者] 佐々木 欣郎:1, 大塚 吉郎:1, 菅原 学:1, 小野寺 真一:1, 百目木 泰:1, 高橋 雅一:1, 中島 政信:1, 山口 悟:1, 加藤 広行:1
1:獨協医科大学第一外科

(背景)胃癌の腹膜播腫陽性(P1)は予後不良である。腹腔洗浄細胞診陽性(CY1)も同様に非治癒因子とされるが、集学的治療を行うことで長期生存例も散見される。(方法)2000年から2013年の胃癌手術982例中、他の非治癒因子を有する症例を除外したCY1の79例を対象として臨床病理学的因子、治療、予後などを検討した。(結果)平均年齢65.8歳。男性62例、女性17例。CY1P1群50例の治療は非治癒切除42例、非切除が8例。生存期間中央値(MST)は非治癒切除が175日、非切除が58日で有意差を認めなかった(P=0.892)。CY1P0群29例は全て非治癒切除であった。MSTは462日とCY1P1群の切除例の175日に比較して有意に良好であった(P=0.0002)。CY1P0群で術後化学療法「あり」24例のMSTは510日で、「なし」の142日より有意に延長していた(P=0.050)。(結語)CY1P1症例の手術は緩和目的であるが、CY1P0症例に対する集学的治療は生存期間の延長に寄与していると思われた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版