演題

OP-006-6

直腸癌手術における左結腸動脈温存の意義に関する検討

[演者] 北原 知洋:1
[著者] 畑 泰司:1, 植村 守:1, 西村 潤一:1, 竹政 伊知朗:1, 水島 恒和:1, 山本 浩文:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科

【背景】直腸癌手術における下腸間膜動脈(IMA)処理の部位に関してはコンセンサスはない。進行直腸癌に対してはIMA根部リンパ節郭清を伴う直腸切除術が推奨されているがIMA根部での血管処理は吻合部の血流を低下させ、縫合不全を増加させるとの報告がある。一方、一部の施設において吻合部の血流を維持するために左結腸動脈(LCA)を温存したIMA根部リンパ節郭清が行われている。しかし、この術式についてまとまった報告はない。【方法・目的】当院で行われた局所進行直腸癌手術においてLCA温存群(N=49)とIMA根部切除群(N=24)について予後及び術後縫合不全の発生率を調べた。【結果】無再発生存率はLCA温存群で76.4%、IMA根部切除群で78.9%であった。縫合不全の発生率はLCA温存群で10.2%、IMA根部切除群で12.5%であった。【まとめ】LCA温存の術式は臨床的に許容できるものと考えられた。
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