演題

OP-005-1

結腸直腸癌に対する骨盤内臓全摘術後の腹直筋弁による死腔炎予防の検討

[演者] 渡邊 真哉:1
[著者] 山口 竜三:1, 古田 美保:1, 笹本 彰紀:1, 會津 恵司:1, 伊藤 哲:1, 井田 秀臣:1, 鳥本 敦史:1, 山中 美歩:1, 秋田 直宏:1, 中橋 剛一:1, 金井 道夫:1
1:春日井市民病院外科

骨盤死腔炎は骨盤内臓全摘術後(TPE)にしばしば生じる合併症である。死腔炎は難治性となり術後在院日数の延長につながり腸瘻などの二次的合併症に発展する.当院で2008年11月から2014年2月までに結腸直腸癌に対しTPEまたは骨盤前方全摘術を施行した症例は21例で男性17例,女性4例.直腸癌再発10例,直腸癌6例,S状結腸癌4例,痔瘻癌1例.うち腹直筋弁を骨盤死腔に充填した症例は11例(骨盤底形成を伴う腹直筋皮弁を施行した5例を含む),大網のみを充填した症例9例,充填なしの症例が1例であった.全21例のうち術後骨盤死腔炎が5例(23.8%)に生じた.5例のうち4例は死腔充填に大網のみを使用した症例で,1例は死腔充填をしなかった症例であった.腹直筋弁による死腔充填を施行した症例では術後死腔炎を認めなかった.結腸直腸癌に対する骨盤内臓全摘術または骨盤前方全摘術後においては腹直筋弁による死腔充填を施行することで術後死腔炎を予防できた.
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