演題

OP-004-6

直腸癌手術でのDST吻合における術後縫合不全の危険因子の検討

[演者] 緒方 健一:1
[著者] 杉山 眞一:1, 田中 秀幸:1, 清水 健次:1, 山村 謙介:1, 小川 克大:1, 尾崎 宣之:1, 岩槻 政晃:1, 土居 浩一:1, 高森 啓史:1
1:済生会熊本病院外科

【対象と方法】2009年から2014年4月までに直腸癌と診断され手術した症例のうち、DST吻合を行った前方切除症例102例を対象とした。縫合不全あり群(n=14)と縫合不全なし群(n=88)の2群に分け、術前因子、腫瘍因子、手術関連因子、予防因子などの計17因子と縫合不全発生との関連を後ろ向きに検討した。【結果】術前因子のなかで、性別のみが縫合不全発生危険因子であり男性に有意に縫合不全を多く認めた(男性18.6%、女性3.1%; p=0.036)。そこで、術前CTを用い骨盤径を計測すると、骨盤径は有意な縫合不全発生危険因子であり、ROC解析でのcut-off値は9.4cmであり骨盤径=9.4以下では、縫合不全発生率は28.6%であった。腫瘍因子、手術関連因子および経予防因子はいずれも有意な縫合不全発生危険因子は認めなかった。【まとめ】直腸癌に対する前方切除術後縫合不全危険因子として男性と狭骨盤径が抽出された。術前の骨盤径測定は術後縫合不全予測に有用である。
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