演題

OP-003-5

当院における腸管気腫症27例の検討

[演者] 永末 裕友:1
[著者] 山永 成美:1, 木原 康宏:1, 山田 兼史:1, 田中 栄治:1, 木村 有:1, 林 亨治:1, 横溝 博:1, 馬場 秀夫:2, 平田 稔彦:1
1:熊本赤十字病院外科, 2:熊本大学消化器外科

【対象と方法】当院にて腸管気腫症と診断した27例を対象として、retrospectiveに臨床学的検討を行い,更に生存群と死亡群に分け,比較検討を行った。【結果】全例で腸管気腫症と関連がある疾患を有していた。腹痛15例,嘔吐7例であり,7例に腹膜刺激症状を認めた。CT所見は,門脈ガス血症9例、肝内門脈ガス血症8例、腹水12例、free air7例,壁内気腫(小腸/大腸)=(16例/12例),壊死疑い7例を認めた。治療は,手術2例,保存的加療25例であり,予後は死亡4例,生存23例であった。生存群と死亡群における検討では,pHのみ有意差を認めた(p=0.022)【考察】門脈ガス、free airを有する症例が多かったが、腸管壊死を否定し保存的加療を選択した全例が軽快した。逆に,死亡4例中他病死1例を除く3例が腸管壊死を強く疑った症例であった。【結語】症例ごとに適切な判断が必要となるが,腸管気腫症の多くは保存的加療が可能であり,腸管壊死を否定することが最も重要であると考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版