演題

OP-002-3

大腸癌組織のCEA産生能とserum CEA値の関連性−初回診断時と再発時の対比

[演者] 斉藤 剛太:1
[著者] 岡田 和丈:1, 田中 彰:1, 鈴木 俊之:1, 貞廣 荘太郎:1
1:東海大学消化器外科

[目的]serum CEA値は大腸癌の代表的な腫瘍マーカーであるが確定診断の手段とはならない. 私たちは結腸癌の治癒切除後再発例の初回診断時の癌原発巣組織と切除した転移巣組織を用いて免疫組織学的に評価したCEAの染色性とserum CEA値との関連性について検索した. [方法]結腸癌症例1306例のうち, 再発した224例中, serum CEA値の測定と, CEAの免疫組織学的な染色が可能であった46例を研究対象とした. [結果]初回手術時のserum CEA陽性陰性と原発巣CEA染色性との間に有意な関連性はなかった (p=0.0722) が, 再発時には有意な関連性を認めた (p=0.0026). 原発巣と転移巣の染色性は, 21例 (46%) では染色性が一致しなかった. [結語]結腸癌治癒切除後再発例では, 癌組織のCEA染色性とserum CEA値との間には, 再発時には有意な関連性が認められたが, 同時にserum CEA値には癌細胞のCEA産生能に加えて分泌能などの他の要因が関連することも示唆された.
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