演題

OP-002-1

大腸癌組織におけるmicroRNA-503発現の臨床病理学的意義

[演者] 北嶋 貴仁:1
[著者] 問山 裕二:1, 森 浩一郎:1, 野口 智史:1, 井出 正造:1, 今岡 裕基:1, 浦谷 亮:1, 沖 哲:1, 藤川 裕之:1, 奥川 喜永:1, 三枝 晋:1, 廣 純一郎:1, 田中 光司:1, 井上 靖浩:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科

背景:MicroRNAの発現異常は癌の発生等に関与することが知られている。miR-503は卵巣癌等で高発現し、悪性度との関与が報告されているが、大腸癌での報告はない。今回、大腸癌組織におけるmiR-503発現と臨床病理学的因子との関連を検討した。方法:大腸癌部(n=181)、正常大腸粘膜(n=20)からRNAを抽出し、逆転写後、miR-503発現をreal-time PCR法で測定した。内因性コントロールとしてmiR-16を測定し、2-dCTで定量した。結果:大腸癌組織のmiR-503は正常大腸粘膜に比べ有意に発現が高かった(p<0.001)。腫瘍径40㎜以上、T3以深、リンパ管侵襲陽性、脈管侵襲陽性、リンパ節転移陽性の大腸癌は有意にmiR-503発現が上昇していた。 Kaplan-Meier法ではmiR-503高発現群患者は有意にOS、DFSが不良であった。考察:大腸癌ではmiR-503はOnco-miRNAの特徴を示した。大腸癌組織におけるmiR-503発現は悪性度に関与し、予後、再発のバイオマーカーの可能性が示唆された。
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