演題

OP-001-5

切除不能進行・再発大腸癌原発巣におけるRAD51の発現と化学療法治療効果の検討

[演者] 井原 啓佑:1
[著者] 山口 悟:1, 大友 悠:1, 志田 陽介:1, 尾形 英生:1, 中島 政信:1, 佐々木 欣郎:1, 土岡 丘:1, 加藤 広行:1
1:獨協医科大学第一外科

【はじめに】DNA修復タンパクであるRAD51は相同組換え修復に重要な役割を果たしており、様々な癌腫でその発現と治療効果や予後との関連が検討されている。【対象と方法】2007年から2013年に原発巣の切除がなされた進行再発大腸癌患者のうち、治癒切除不能因子を持つ92例を対象とした。治療前の検体を用いて免疫組織化学染色を行い切除不能進行・再発大腸癌におけるRAD51の発現を検討した。【結果】標的病変の縮小率は陰性群が陽性群に比べ有意に優れている結果となった(p<0.0001)。化学療法前後におけるCEA値の変化比もRAD51陽性群で高かった(p=0.003)。長期予後に関しても全生存期間、無再発生存期間ともに陽性群で有意に短縮を認めた(p=0.02、p=0.001)。【結論】進行再発大腸癌においてRAD51の高発現は化学療法抵抗性となる可能性を示唆し、長期予後を悪化させる因子となり得る可能性がある。
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