演題

OP-001-3

漿膜下線維芽細胞の遺伝子発現を用いた大腸癌の予後不良因子の抽出方法の検討

[演者] 横田 満:1
[著者] 小嶋 基寛:2, 西澤 祐吏:1, 小林 昭広:1, 伊藤 雅昭:1, 落合 淳志:2, 齋藤 典男:1
1:国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科, 2:国立がん研究センター東病院臨床腫瘍病理部

大腸癌の腫瘍微小環境における漿膜下線維芽細胞(SPFs)の変化を抽出するため、SPFsをがん培養上清(CCCM)で刺激し、高発現した遺伝子データ(SPFs CCCM response genes: SCR 遺伝子)から新しい予後因子の同定を試みた。一般公開されているマイクロアレイデータを用いて、2通りの方法を行った。①SCR 遺伝子を用いた階層的クラスタリングを行い、分かれたグループ間で有意に異なる遺伝子の抽出。②全てのSCR 遺伝子で単変量解析を行った後、多変量解析によって有意な遺伝子の抽出。結果、①CTGF, CALD1, INHBA, TAGLNが、②MAGI1, PDLIM5, SPTBN1, TAGLNが抽出された。次に、自施設の結腸癌の凍結保存サンプルからRNAを抽出し、RT-PCRで各遺伝子の発現量を計測した。結果、CALD1, TAGLN, SPTBN1の高発現が予後不良因子となった。われわれのスクリーニング方法は、基礎実験データを臨床応用するのに有用と考えられた。
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