演題

OP-001-1

大腸癌先進部でのHexokinase2とリン酸化型pyruvate dehydrogenase E1αの発現強度の複合解析による予後不良群の予測

[演者] 玉井 皓己:1
[著者] 浜部 篤史:1, 今野 雅允:2, 植村 守:1, 西村 潤一:1, 畑 泰司:1, 竹政 伊知朗:1, 水島 恒和:1, 山本 浩文:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1, 石井 秀始:2
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学消化器癌先進化学療法開発学

【背景】癌の糖代謝と浸潤転移の関係は明らかでない。解糖反応の律速酵素で癌に発現するHexokinase2 (HK2)、ピルビン酸のクエン酸回路への流入・代謝を制御するpyruvate dehydrogenase (PDH)を構成するサブユニットの非活性型のリン酸化PDH E1α(p-PDH)の発現を解析し、浸潤転移における意義を検討した。【材料と方法】対象は大腸癌組織104例。HK2, p-PDHの発現強度を大腸癌深部で測定、陽性/陰性に分類し、臨床病理学的所見、無再発生存率との関連を解析。大腸癌細胞株SW480に上皮間葉転換(EMT)を誘導しHK, PDHの酵素活性を測定。【結果】HK2陽性症例は、腫瘍径が大きく、深達度が深く、リンパ節転移陽性が多かった。「HK2陽性かつp-PDH陰性」は「その他」よりbuddingが多く、予後不良であった。EMT誘導ではHK2の発現が上昇、p-PDHの発現が低下し、HK, PDHの酵素活性は上昇した。【考察】HK2発現上昇とp-PDH発現低下が浸潤能の高さと相関すると示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版