演題

YIA-4-4

ラットモデルを用いた二次性リンパ浮腫の病態解明

[演者] 佐野 真規:1
[著者] 海野 直樹:1, 片橋 一人:1, 矢田 達朗:1, 杉澤 良太:1, 斉藤 貴明:1, 犬塚 和徳:1, 山本 尚人:1, 今野 弘之:1
1:浜松医科大学第二外科

背景:悪性腫瘍術後に二次性リンパ浮腫が発生し皮膚は硬化するが、その病態は解明されていない。目的:ラットモデルを用いて二次性リンパ浮腫の病態を解明すること。方法:ラットリンパ浮腫モデルを作成し経時的に皮膚を採取した。免疫染色と、real-time PCR法にて評価した。結果:術後1ヶ月まではマクロファージ浸潤を認め、術後3ヶ月以降では、αアクチンを発現した線維芽細胞の増殖を認めた。皮膚中のⅠ型及びⅢ型コラーゲンとTGF-β1のRNA発現は増加した。考察:αアクチンを発現した筋線維芽細胞はTGF-β1やコラーゲンを産生し、様々な病態において線維化の原因となる。筋線維芽細胞からのTGF-β1とコラーゲン産生はリンパ浮腫においても皮膚線維化に関与すると考えられた。結論:リンパ浮腫慢性期における筋線維芽細胞からのTGF-β1産生は、筋線維芽細胞からのコラーゲン産生の増加を誘導し、皮膚硬化の原因になる可能性が考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版