演題

YIA-4-3

乳癌luminal androgen receptorサブタイプにおける再発後の予後に関する検討

[演者] 浅野 有香:1
[著者] 柏木 伸一郎:1, 石原 沙江:1, 倉田 研人:1, 田内 幸枝:1, 徳本 真央:1, 森崎 珠実:1, 野田 諭:1, 川尻 成美:1, 高島 勉:1, 小野田 尚佳:1, 大澤 政彦:2, 平川 弘聖:1
1:大阪市立大学大学院腫瘍外科, 2:大阪市立大学大学院 診断病理学

【目的】トリプルネガティブ乳癌 (TNBC) のサブタイプの一つとて,アンドロゲン受容体(AR) 過剰発現が確認されるAR陽性症例 (LAR) が注目されている.TNBCにおいてAR発現の蛋白発現解析を行い,臨床的意義を明らかにするとともに再発後予後を解析した.【対象と方法】初発乳癌症例1036例を対象とした.TNBCを確認し,抗AR抗体を用いてLARを同定した.【結果】TNBC190例の中でLARは56例であり,non-LAR 134例と比し有意に予後良好であり,多変量解析では独立した予後良好因子であった.また再発症例43例において,LARは10例であり,non-LARは33例であった.両群間での生存率では,LARはnon-LARと比し有意に予後良好であった.【結語】再発後の予後解析により,LARは他のTNBCサブタイプと比較して生物学的悪性度は低いと考えられた.TNBCにおいて,AR発現は予後良好な亜分類マーカーとして有用であり,抗アンドロゲン内分泌療法の対象となる可能性が示唆された.
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