演題

YIA-4-1

敗血症性免疫不全対策としてのエンドトキシン吸着療法の肝免疫の有効性発現機序に関する基礎的研究

[演者] 木村 暁史:1
[著者] 小野 聡:2, 辻本 広紀:1, 平木 修一:1, 高畑 りさ:1, 青笹 季文:1, 長谷 和生:1, 山本 順司:1
1:防衛医科大学校外科, 2:東京医大八王子医療センター特定集中治療部

【背景】重症敗血症では免疫機能不全状態にあり、エンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)が、末梢血単核球(PBMC)のIFN-γ産生能改善効果から、臨床的有効性を報告した。【目的】PMX-DHPの有効性発現機序についてのラットを用いた基礎的検証。【対象と方法】大腸菌を静脈内投与するラット敗血症モデルを作成(Sepsis群)し、PMX-DHP施行(PMX群)。1)肝組織溶解液や血清IFN-γ濃度と、寒天培地に生成する菌コロニー数の比較。2)IL-2+IL-12、LPS刺激後のPBMCのIFN-γ産生能の比較。3) 肝細胞や肝単核球のアポトーシスの比較。【結果】1) PMX群では肝組織溶液のIFN-γ濃度は高く、菌コロニー数は減少。2)Sepsis群ではIFN-γ産生能は低下、PMX群ではIL2+IL12刺激で改善。3) 肝細胞、肝単核球のアポトーシスはPMX群で抑制。【結論】PMX-DHPは、血液、肝組織中のIFN-γ産生能を改善し、細菌処理能を改善させた。肝細胞、肝単核球のアポトーシス抑制の可能性が示唆された。
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