演題

YIA-3-5

細分化された胃小弯リンパ領域(#3a,#3b)へのリンパ節転移頻度の検討

[演者] 春田 周宇介:1
[著者] 篠原 尚:1, 大倉 遊:1, 小林 直:1, 福井 雄大:1, 水野 文:1, 李 世翼:1, 上野 正紀:1, 堤 謙二:2, 宇田川 晴司:1
1:虎の門病院消化器外科, 2:埼玉石心会病院外科

【背景】胃小弯リンパ領域(#3)には左右胃動脈があり規約14版より#3a,#3bに分割されたが、その臨床病理学的検討の報告はない。当院では1994年よりすでに#3a,#3bに分割しており、それぞれの転移の特徴を調べた。【対象と方法】1994~2013年の単発、郭清度D1以上、根治度A,Bの早期1566例と進行1135例。深達度、占拠部位別に#3a,#3bへの転移頻度を検討【結果】郭清個数は#3a:7.9±5.5個、#3b:1.4±2.0個深達度別転移確率(%)をL;M;Uの順に示す。M,SM(#3a:3.1;5.4;4.5、#3b:1.7;1.3;0)MP(#3a:17.2;29.8;28.3、#3b:9.7;4.6;0)SS(#3a:32;47.4;48.4、#3b:13.3;10.9;1.1)SE,SI(#3a:46.4;67.7;61.3、#3b:24.7;25.2;5.4)【考察】#3aへは各占拠部位から転移を認めたが、#3b転移例はほぼL/Mに存在した。M,SM,MP癌でU領域からの#3b転移例はなく、SS癌でも1.1%と低値だった。U領域限局症例では進行癌に対しても小弯の郭清範囲は#3aのみで過不足ないことが示唆された。
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