演題

YIA-3-4

早期胃癌におけるリンパ節転移データからみた生物学的リンパ節転移アブレーション療法の可能性

[演者] 菊地 覚次:1
[著者] 岸本 浩行:1, 桑田 和也:1, 黒田 新士:1, 西崎 正彦:1, 香川 俊輔:1, 藤原 俊義:1
1:岡山大学消化器外科

ESD後に非治癒切除と診断された早期胃癌は、リンパ節郭清を伴う追加胃切除が推奨されるが、そのような症例において新しいストラテジーにより胃切除が省略できるかどうか検討した。早期胃癌に対して当院でESDが施行された708例のうち非治癒切除は182例(25.7%)であった。そのうち追加胃切除は73例(40.1%)に施行され、リンパ節転移は8例(11%)に認めた。それらはいずれも原発巣近傍のリンパ節転移であった。また、胃切除されたSM胃癌267例の解析では、36例(13.5%)にリンパ節転移を認め、そのうち3例(8.3%)にリンパ節再発を認めた。今回、リンパ節転移をもつ消化器癌マウスモデルを作製し、ESDを模して腫瘍切除の際に、遺伝子改変ウイルスを局注することで、100%の確率でリンパ節転移を根絶できることを確認した。ESDの際にウイルス製剤を併用することにより、ESD後遺残リンパ節転移をウイルスにより根絶し、胃切除を省略できる可能性が示唆された。
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