演題

YIA-3-3

Runx1 +24mCNE トランスジェニックマウスを用いた Lineage tracing (細胞系譜追跡法)によるマウス胃体部幹細胞の探索および解析

[演者] 木村 俊一:1
[著者] 松尾 純一:2, 大塚 英郎:1, 深瀬 耕二:1, 益田 邦洋:1, 川口 桂:1, 唐澤 秀明:1, 青木 豪:1, 大沼 忍:1, 工藤 克昌:1, 渡辺 和宏:1, 田中 直樹:1, 長尾 宗紀:1, 阿部 友哉:1, 武者 宏昭:1, 森川 孝則:1, 元井 冬彦:1, 片寄 友:3, 内藤 剛:1, 伊藤 嘉明:2, 海野 倫明:1
1:東北大学消化器外科, 2:シンガポール癌科学研究所, 3:東北大学がん統合治療外科

【背景・目的】Runx1のエンハンサーRunx1 +24mCNE(以下eR1)活性細胞が胃体部幹細胞である可能性について検討し、胃癌発癌モデルとしてeR1-creERT2 x K-rasG12Dマウスを解析した。【方法・結果】免疫染色により、幹細胞の存在が考えられている胃体部上皮の峡部で、Runx1の発現およびeR1活性細胞の存在を確認した。さらにeR1-creERT2マウスのLineage tracingを行い、峡部のeR1活性細胞は自己複製能および多能性分化能を有すること、また、底部でも自己複製能を有するeR1活性細胞の存在を確認した。さらにeR1-creERT2 x K-rasG12Dマウスの解析により、峡部のeR1活性細胞からは壁細胞の減少およびCD44の発現を特徴とした偽幽門腺化生を生じ、一方、底部のeR1活性細胞からはSPEM類似構造を生じた。【結語】eR1はマウス胃体部幹/前駆細胞を標識し、eR1-creERT2 x K-rasG12Dマウスは分化型胃癌が生じる作用機序の解明する偽幽門腺化生のモデルとなり得ると考えられた。
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