演題

YIA-3-2

洗浄胸水中のIL-6の変動に着目した食道癌に対する胸腔鏡下食道亜全摘術の侵襲性の検討

[演者] 広本 昌裕:1
[著者] 村上 雅彦:1, 大塚 耕司:1, 五藤 哲:1, 有吉 朋丈:1, 山下 剛史:1, 山崎 公靖:1, 藤森 聡:1, 渡辺 誠:1, 青木 武士:1, 加藤 貴史:1
1:昭和大学消化器・一般外科

【背景】 教室では、食道癌に対して1996年より胸腔鏡下食道亜全摘術(VATS-E)を導入し、2010年より気胸併用VATS-Eを導入してきた。今回、洗浄胸水中のIL-6に着目し、VATS-Eの侵襲性について検討した。【対象・方法】 洗浄胸水を採取した非気胸群26例、気胸群26例を対象とし、胸腔内操作前後に洗浄胸水中のIL-6値を測定し、前後差をIL-6変動値とした。気胸群、非気胸群間の胸腔内操作時間、胸腔内出血量、IL-6変動値、IL-6変動値/胸腔内操作時間、術後合併症(術後肺炎、反回神経麻痺,縫合不全)について、比較検討した。【結果】 気胸群で、胸腔内出血量は有意に少量で、IL-6変動値、IL-6変動値/胸腔内操作時間は、有意に低値であった。胸腔内操作時間、術後合併症に有意差はなかった。【考察】 気胸併用によって、肺への圧排が軽減し、さらに胸腔内出血量が減少したと考えられた。気胸併用VATS-Eは、低侵襲であり、有用な治療法と考えられた。
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