演題

YIA-2-2

腹膜播種の薬剤耐性出現の分子メカニズムと新規治療戦略

[演者] 笠木 勇太:1
[著者] 原田 結:2, 諸富 洋介:1, 堤 亮介:1, 西村 章:1, 中司 悠:1, 工藤 健介:1, 堤 智崇:1, 田尻 裕匡:1, 由茅 隆文:1, 田中 仁寛:1, 財津 瑛子:1, 津田 康雄:1, 中島 雄一郎:1, 安藤 幸滋:1, 今村 裕:1, 大垣 吉平:1, 佐伯 浩司:1, 沖 英次:1, 米満 吉和:2, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科, 2:九州大学革新的バイオ医薬創成学

【背景】我々はこれまでに、マウス腹膜播種モデルでは移植した癌細胞は腹腔内で速やかに癌細胞クラスターを形成し、24時間で播種する事を証明してきた。【目的】癌細胞クラスター形成抑制因子を検索し、それに基づいた治療法の開発を目指す。【方法】Sphere法とマウス腹膜播種モデルを用い、播種の新規治療法を検索する。【結果】1) CT26 sphere形成はコラゲナーゼLで完全に抑制されることを発見した。2) Sphere形成すると5-FUおよびL-OHPに耐性を示す。3)コラゲナーゼLを投与したマウスでは、腹腔内細胞クラスター形成は阻害され、対照群に比べ有意に生存期間が延長した。【考察】腹膜播種形成プロセスにおいて、癌細胞はクラスターを形成することで抗癌剤耐性となり、難治となることが分かった。【結語】播種の難治病態の成因として癌細胞クラスター形成が考えられ、その抑制が新規治療戦略の1つとなる可能性が示唆された。
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