演題

YIA-1-6

生体親和性接着剤と生体吸収性素材を用いた胆道損傷の新しい治療

[演者] 高瀬 健一郎:1
[著者] 合川 公康:1, 宮澤 光男:1, 岡田 克也:1, 石田 慎悟:1, 渡邉 幸博:1, 岡本 光順:1, 山口 茂樹:1, 櫻本 信一:1, 小山 勇:1, 田口 哲志:2
1:埼玉医科大学国際医療センター消化器外科, 2:物質・材料研究機構 生体機能材料ユニット

【背景】術中に判明した微少な胆汁漏に対しては、生体フィブリン糊(FG)や、組織接着用シート(TSS)を用いることが多いが、その効果は一定ではない。本研究では、大動物を用い、我々が開発している生体親和性接着剤(Biocompatible Bond; BCB)の生体組織におけるシーリング効果を検討し、胆管損傷部への効果をFG、TSSと比較検討した。【方法】ブタの総胆管を露出し約1mmの欠損孔を作製し、BCB塗布したのち、ネオベールシート(NV)により被覆。比較対象群としてFG群(FG+NV)、TSS群を設定。1週間後、再度開腹し観察した。【結果】BCB群の損傷部は完全に閉鎖し、胆管狭窄も認めず、組織学的に正常組織と同等に治癒していた。FG群、TSS群は、肉眼的な胆汁漏は認められなかったが、周囲の腸管が強く癒着しており、胆汁漏の併発が予想された。【結語】BCBは、胆管損傷部の閉鎖効果が高く、胆道損傷の治療に有用であることが示唆された。
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