演題

YIA-1-4

胆道再建手術症例における術前胆汁培養結果に基づいた周術期抗生剤投与の有用性の検討 -randomized controlled trial-

[演者] 岡村 国茂:1
[著者] 七戸 俊明:1, 中村 透:1, 倉島 庸:1, 海老原 裕磨:1, 土川 貴裕:1, 岡村 圭祐:1, 平野 聡:1
1:北海道大学消化器外科Ⅱ

【目的】術前胆汁培養の感受性結果に基づいた抗生剤投与がSSI発生率を減少させるかを前向きに比較検討した。【対象・方法】2008年8月から2013年3月までに当科で術前に外瘻にて胆汁の採取が可能であった胆道再建を伴う肝胆膵手術を予定した症例を対象とした。予防的に抗生剤を投与するCefmetazole群と治療的に抗生剤を投与するTarget群に分け、両群間での術後30日以内のSSI発生率を比較検討した。【結果】126例の登録症例のうち脱落症例31例(術式が変更になった症例17例、原病の悪化や合併症により評価不能となった症例8例、その他6例)を除く95例(Cefmetazole群49例、Target群46例)を解析対象とした。SSI発生率はCefmeatazole群よりTarget群が有意に低かった(79.6%vs45.7%, p=0.0014)。術式別では膵切除でSSI発生率がCefmeatazole群よりTarget群が有意に低かった(88.9%vs38.9%, p=0.0025)。【結語】術前胆汁培養に基づいた抗生剤投与がSSIの抑制に有用である。
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