演題

YIA-1-3

CD163陽性M2マクロファージの腫瘍間質浸潤とCD8陽性T細胞の癌細胞巣浸潤は浸潤性肝外胆管癌の予後因子となる

[演者] 三浦 卓也:1
[著者] 吉澤 忠司:2, 木村 憲央:1, 工藤 大輔:1, 石戸 圭之輔:1, 豊木 嘉一:1, 袴田 健一:1, 鬼島 宏:2
1:弘前大学消化器外科, 2:弘前大学病理生命科学

【背景】浸潤性肝外胆管癌において、腫瘍微小環境における免疫抑制性腫瘍関連マクロファージ(M2 CD163+ macrophage)と腫瘍細胞に作用する殺細胞性T細胞(CD8+ T cell)の関連はいまだ明らかではない。【対象】2005年から2011年まで当科で切除した肝外胆管癌115例のうち、術前治療例、非浸潤癌例、標本不良例を除いた101症例。【方法】切除パラフィン標本をCD8、CD163で染色し、染色局在および程度を評価し、臨床病理学的因子、予後との関連性を調べた。CD8+ T cellは癌細胞巣領域、CD163+ macrophageは腫瘍間質領域で評価し、その陽性数を計測した。【結果】M2 macrophageの腫瘍間質への浸潤数とCD8+ T cellの癌細胞巣への浸潤数の比は、切除後生存期間の独立した予後因子であった。補助化学療法群において、その比は予後不良群を同定した。【結語】浸潤性肝外胆管癌が、M2 macrophage を標的としたCD8+T cell依存性の治療対象となりうる可能性を示唆した。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版