演題

YIA-1-1

非アルコール性脂肪肝疾患関連肝細胞癌における肝切除の術後成績およびp27発現の臨床的意義

[演者] 廣瀬 雄己:1
[著者] 松田 康伸:2, 油座 築:1, 相馬 大輝:1, 岡部 康之:1, 森本 悠太:1, 三浦 宏平:1, 佐藤 良平:1, 滝沢 一泰:1, 永橋 昌幸:1, 坂田 純:1, 小林 隆:1, 亀山 仁史:1, 皆川 昌広:1, 小杉 伸一:1, 小山 諭:1, 若井 俊文:1
1:新潟大学消化器・一般外科, 2:新潟大学消化器内科

【目的】NAFLD関連肝細胞癌における術後成績および細胞周期調節因子p27発現の予後との関連を明らかにする.【方法】NAFLD関連肝細胞癌25例の術後成績を解析した.そのうち22例のp27,p-p27(T157),p-p27(S10)発現を免疫組織化学で検討し,予後との関連を解析した.【成績】25例中14例はNASHと診断された.術後合併症は15例(60%)に発生し,そのうち肝不全が6例と最も多かった.術後肝不全による在院死亡が2例に発生し,2例ともNASHに関連した肝硬変に合併した肝細胞癌に対し肝右葉切除が施行されていた.p27発現解析では,p27低発現群(p = 0.042)とp-p27(S10)陽性群(p = 0.006)で術後累積無再発生存率は有意に低かった.p-p27(S10)は術後3年以内再発の有意な危険因子であった(ハザード比7.623,p = 0.016).【結論】NASH関連肝硬変患者に肝葉切除を行う際は注意が必要である.p-p27(S10)はNAFLD関連肝細胞癌の術後早期再発の指標になり得る.
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