演題

PLS-6-5

直腸癌手術における近赤外蛍光カラーカメラシステム(HyperEye Medical System:HEMS)を用いた再建腸管血流評価法

[演者] 中野 大輔:1
[著者] 松本 寛:1, 山口 達郎:1, 中山 祐次郎:1, 大日向 玲紀:1, 石山 哲:1, 矢島 和人:1, 岩崎 善毅:1, 高橋 慶一:1
1:がん・感染症センター都立駒込病院外科

【はじめに】低位前方切除術における合併症の一つである縫合不全の発生には再建腸管の血流障害が要因の一つとして考えられる。【目的】HEMSを用いた再建腸管の客観的な血流評価法について検討した。【対象と方法】期間は2012年5月から12月、当科での低位前方切除術5症例を対象とした。腸管吻合直前にICG(2.5mg/ml、1ml)を静脈ルートから投与し、HEMSを用いて再建腸管の血流をリアルタイムで観察評価した。【結果】平均72.4歳。原発部位の肛門縁からの距離(AV)は平均6cmであった。4例においてICG投与後に速やかに再建腸管の先端まで蛍光発色するのを観察できた。1例において発色遅延部位が観察されこの症例で縫合不全を認めた。【考察】ICG蛍光造影を用いることで再建腸管の血流を客観的に評価する事が可能であった。発色遅延を認めた症例では、遅延部位での血行傷害をきたし術後に縫合不全を生じた可能性が考えられた。
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