演題

PLS-6-4

細胞組織工学を用いた新規吻合法の開発 ‐吻合部創傷治癒における表皮細胞シートの効果‐

[演者] 番場 嘉子:1
[著者] 金井 信夫:2, 細井 孝洋:2, 小林 慎一朗:2, 中尾 紗由美:1, 産形 麻美子:1, 加治 早苗:1, 廣澤 知一郎:1, 小川 真平:1, 板橋 通朗:1, 大和 雅之:2, 亀岡 信悟:1
1:東京女子医科大学第二外科, 2:東京女子医科大学先端生命医科学研究所

目的:消化管手術における合併症である縫合不全を予防するため、縫合部を強化した消化管吻合が望まれる。細胞シートは治癒に関わるさまざまなメディエーターを放出することが知られている。今回我々は、小腸吻合部に自家移植することによる生着の有無や組織学的効果について検討を行った。方法:実験動物は大動物のミニブタを使用した。下腹部皮膚の皮膚表皮を採取、培養表皮細胞シートを作製した。ブタを開腹し小腸手縫い層々吻合を行い(n=12)、その吻合部の腸間膜対側に細胞シートを自家移植した。1週間後に犠死させ、術後の組織学検討を行った。結果:吻合部の細胞シートは生着し分化し、吻合部はコントロール部位に比較して結合組織量は2.5倍であった。結語:自家培養表皮細胞シートを吻合部に移植することにより、結合組織の増生などの創傷治癒促進が認められ、術後の縫合不全、特に遅発性穿孔を予防する可能性があることが示唆された。
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