演題

PLS-6-3

新規血液中がん細胞(CTC)分離デバイスと担がんCTCマウスモデルを用いた消化器がんに対する分子標的治療のモニタリング

[演者] 伊藤 友一:1
[著者] 中西 速夫:2, 寺澤 佳代子:3, 遊佐 亜希子:4, 川合 亮佑:1, 夏目 誠治:1, 植村 則久:1, 木下 敬史:1, 木村 賢哉:1, 三澤 一成:1, 千田 嘉毅:1, 安部 哲也:1, 小森 康司:1, 伊藤 誠二:1, 清水 泰博:1
1:愛知県がんセンター中央病院消化器外科, 2:愛知県がんセンター研究所腫瘍病理部, 3:名城大学薬学部薬学科, 4:公益財団法人科学技術交流財団

血液中がん細胞(CTC)の検出は転移がんの早期発見やモニター法として注目されている。当院で細胞サイズ差に着目して開発した3D金属フィルター型CTC分離デバイスと担がんCTCマウスモデルを用いてCTCによる分子標的治療モニタリングを検討した。血液に培養癌細胞を添加したCell spike実験では80%以上の収率でがん細胞を回収した。そこでGFP導入転移性ヒト大腸がん細胞株(COLM5-EGFP)を皮下に移植し、経時的に肺転移とマウス血液中CTCを検討すると、肺転移のない時期に比べ、肺転移を来すとCTC数が有意に増加していた。次に抗EGFR抗体であるセツキシマブに感受性のあるCOLM5-EGFP細胞を用いたモデルでセツキシマブの転移抑制効果とCTCの関連を検討すると、有意な肺転移抑制とCTCの減少を認めたが、リツキシマブ治療では変化は認めなかった。本CTC分離デバイスは低コストで簡便であり、CTC検出は分子標的治療効果や術後再発モニタリングに有用であると考えられた。
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