演題

PLS-6-2

大腸癌における粘液成分とKRAS変異の臨床病理学的関連性および予後の検討

[演者] 淺利 昌大:1
[著者] 塩澤 学:1, 村川 正明:1, 山奥 公一朗:1, 片山 雄介:1, 青山 徹:1, 金澤 周:1, 樋口 晃生:1, 森永 聡一郎:1, 赤池 信:1
1:神奈川県立がんセンター消化器外科

【目的】大腸癌の病理組織学的特徴とKRAS変異の関連性,予後について検討した.【対象/方法】2010年1月~2014年7月にKRAS変異解析を施行した大腸癌手術症例174例で臨床病理学的検討を行った.組織型は優勢・劣勢組織型併せて検討に含め,mucを含む群を「粘液型」,por/sigを含む群を「低分化型」,tub1/tub2のみの組織型成分を持つ群を「分化型」と分類.【結果】KRAS変異は粘液型で有意に高かった.粘液型においてpor/sig成分が混在しない群(高分化群)とする群(低分化混成群)に分類すると,高分化群は低分化混成群と比しKRAS変異が高くPFS,OSとも良好の傾向にあった.粘液型をKRAS変異有無で分類すると変異群がPFS, OSとも有意に良好であった.【考察】KRAS変異と粘液成分との関連性が示唆された.優勢組織型だけでなくその他の組織型成分も予後に影響を与える可能性が示唆された.粘液成分を含む大腸癌ではKRAS変異が予後に関連している可能性が示唆された.
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