演題

PLS-6-1

大腸癌における血清miR-203の臨床病理学的意義

[演者] 問山 裕二:1
[著者] 浦谷 亮:1, 沖 哲:1, 川村 幹雄:1, 藤川 裕之:1, 奥川 喜永:1, 廣 純一郎:1, 三枝 晋:1, 小林 美奈子:2, 荒木 俊光:1, 大井 正貴:2, 田中 光司:1, 井上 靖浩:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科, 2:三重大学先端的外科技術開発学

背景:大腸癌患者血清,原発巣ならびに転移巣でのmiR-203発現を定量し,臨床的意義を解析した.方法:In vitro, In vivo で大腸癌細胞のmiR-203分泌能を検証した.原発大腸癌(58)とその肝転移(58)のmiR-203発現をqRT-PCRおよびISHで評価した.大腸癌患者の血清(186)と大腸癌原発部(154)のmiR-203発現を定量し臨床的意義を解析した.結果:細胞株培養液中miR-203は培養時間,細胞数に依存し増加し,肝転移陽性マウスは非転移マウスと比べ有意に血清miR-203値が高かった.肝転移巣のmiR-203発現は原発巣と比べ有意に高値で,ISHで再確認された.大腸癌患者血清miR-203値はstage進行と正に相関し,miR-203高値群は有意に予後不良で,独立予後規定因子であった.血清miR-203高値群は独立したリンパ節転移,肝転移,腹膜転移そして遠隔転移規定因子であった.大腸癌組織miR-203の臨床病理学的因子との関連はなかった.結語:血清miR-203は非侵襲的大腸癌予後,転移規定マーカーであった.
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