演題

PLS-5-4

腹腔鏡下前立腺全摘術後の鼠径ヘルニアの検討

[演者] 道浦 拓:1
[著者] 井上 健太郎:1, 尾崎 岳:1, 向出 裕美:1, 福井 淳一:1, 海堀 昌樹:1, 里井 壮平:1, 濱田 円:2, 木下 秀文:3, 松田 公志:3, 權 雅憲:1
1:関西医科大学外科, 2:関西医科大学附属枚方病院消化管外科, 3:関西医科大学腎・泌尿器外科

(はじめに)腹腔鏡下前立腺全摘術(LRP)後の鼠径ヘルニアについて報告する。(対象および方法)2006-09年までにLRPが施行された290例を対象とし、術後ソケイヘルニアの特徴を明らかにした。(結果)鼠径ヘルニア発症は26例(9.0%)29病変で発症までの期間の中央値は7か月であった。右側19例(73.1%)、左側4例(15.4%)、両側(同時・異時)3例(11.5%)の発症で、当科で手術を施行した21例24病変は、いずれも日本ヘルニア学会分類Ⅰ型であった。前立腺がん手術時の年齢、BMI、進行度、手術時間、出血量、術後合併症の有無は、いずれも術後鼠径ヘルニア発症の有意なリスク因子ではなかった。ヘルニア根治術の術式は21病変(87.5%)がMesh-plug法、他の3病変(12.5%)にPHS,direct Kugel法を施行した。(考察)LRP後の鼠径ヘルニアの発症の頻度は9.6%で手術操作による解剖学的ヘルニア発症予防機構が破錠したために起ったと推察される。
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